高さの規制
建築物の高さ制限もその一つで、生活者ネットでは、「人にやさしいまちづくり条例」の中に盛り込むべきだと主張してきました。それに対し市は「都市計画で定めることによって建築確認の審査事項の一つになり、実効性が担保できる」と答えてきました。
今回、市は「都市計画で高さの制限」という取り組みを始め、まず、建物の高さ規制等について、無作為抽出の1000人にアンケートを実施、検討することになりました。
高さ制限への取り組み開始を評価しますが、調査のサンプル数は適正か、またマンションと低層住宅に暮らす人での視点の違いなどに配慮したアンケート内容か等の点検が必要です。
都市計画にもとづく建物の高さが変更されるのは、来年度以降とのことですが、市民の意向がきちんと反映されるよう提案を続けたいと思います。
緑を残す
市内の重要な緑の拠点である東大農場は、存続することになりましたが、大学側から公表されたキャンパス整備計画では、道路の整備と部分売却が明らかになっています。今議会でコンサルタントが UR都市再生機構に決まったことがわかり、今後は地区計画も含めたまちづくりの協議がすすめられるとのことです。
売却されるエリアには、南側桜並木部分も含まれており、緑を減らさない計画となるよう、働きかけが必要です。
(市議会議員 大友かく子)