八ツ場ダム問題の本質

左から 苗村さん、西崎さん、大河原さん
左から 苗村さん、西崎さん、大河原さん
先月末、世田谷生活者ネットの主催する「八ッ場ダム問題の本質」に参加し、衆議院議員の大河原雅子さん、八ッ場ダムをストップさせる東京の会 苗村洋子さん(小平生活者ネット・市議会議員)、そして都議会議員西崎光子さんからお話をお聞きしました。参議院議員大河原雅子さんは、生活者ネット・都議会議員の時から、利根川下流域の受益者の立場から、また東京の地下水を守る立場からも、八ッ場ダムの問題に取り組み、建設中止を求め続けています。このダムの目的は、治水と利水。下流の洪水調節と下流への水の供給です。そのための費用は8000億円(起債利息も含む)を超えるそうです。水需要も変化し、東京都の水需要予測と実績は節水機器の普及、節水意識の向上、水道の漏水の減少などの要因で下がっています。つまり、水は不足していない!?東京都全体で6%、多摩地域では約3割を地下水が水道水源となっていることも重要なポイントです。さらに、ダム建設による地滑りなどの危険性もあるという内容でした。
1986年の基本計画では、2000年度完成予定、事業費は2110億円となっていましたが、2001年の告示で完成が2010年に、2003年の発表で事業費は4600億円、さらに2007年発表では完成2015年と、計画もどんどん変更されているという事実。ダム建設の本質的なことを知り、その上で考えていくことが重要だと考えさせられました。

都議会生活者ネットワークは、これまで議会で、八ッ場ダム建設に関して質疑し対応し続けてきましたが、八ッ場ダムのことがクローズアップしている今、改めて、ダム問題の本質について考える機会を西東京でも持ちたいと考え、生活者ネットで、西東京での学習会を企画しました。
ぜひ、多くの人と共有したいと思っています。11月23日、コール田無、4階学習室です。ぜひ、お出かけください!