ファミリーサポート(家庭支援)で地域づくり・・

「子育てカフェジジハウス」で目指すシェアスタート目黒

アンパンマンが道案内
アンパンマンが道案内
昨日、目黒区の「子育てカフェジジハウス」を視察に行きました。
学芸大学駅を出て商店街を歩くと、十字路で椅子に座ったアンパンマンが案内板がわりをしています。その角を回って・・・近所のお宅に行くような感覚で路地を入っていくとジジハウスの看板が普通の家の門にありました!庭からスマートな犬が迎えてくれます。そう、ここは普通の家がカフェになっているのです。
私たちは、運営主体のNPO法人わき・あい・あい代表の齊藤さんとコーディネイターの松本さんから、お話をお聞きしました。
目黒区が2008年スタートした子育てカフェ事業は、乳幼児を持つ親が気軽に利用できる民間飲食店舗の整備促進を図るためのモデル事業です。そして、子育てカフェジジハウスは、2008年の公募で選定され、2009年3月にオープンした2番目のカフェです。ここのカフェは、すべての子どものために安全と権利の保障を求めて、はじめの一歩を支えることを理念に、カフェの他に、シェアスタート目黒、情報提供、ネットワークづくり他が事業内容になっています。カフェの対象はプレママから2歳までの子どものいる方が対象で、0歳から2歳までの育ちのために必要なことを、ゆるやかな自由を大切にしています。そして家庭の中にいるのと変わらないような「普通」や「当たり前」のなかで参加している人をとおして、自然に学び合えるような環境を実感できるところでした。現在700近くの人が登録をし、その7割がリピーターだそうです。父親も一緒に来られ、楽しそうな会話や赤ちゃんの泣き声が心地よく耳に入ってきました。
カフェのなかで実現しようとしていることは、子どもや親自身が持っている力を引き出すエンパワメントの子育て支援、そして家庭を支援するファミリーサポート。コーディネイターの松本さんは、ここで人との関係づくりを経験し、友達づくりをしてほしい、そしてここでの経験を地域でいかすことで、地域ができてくる!と、厚く話してくださいました。
こんな素敵なカフェが身近なところにある幸せ!羨ましがってばかりはいられません。
西東京市でもこんにちは赤ちゃん事業が行われ、4カ月未満のいる家庭を訪問しています。個々の対応も重要なことですが、当事者どうしが集い、関係性を築ける場が、身近なところに必要だと改めて確認ができました。今回の視察での学びを西東京でも活かしていきます!