調布保谷線にバリアあり!~改善進行中~

すでにお知らせしたとおり「歩道と車道の段差にとられて、バギーごと転びそうになってけがをした」と市民から声が寄せられたのは、こもれびホール前にできた調布保谷線の歩車道の段差(図①)。図①~③

6月29日に、生活者ネットの「バリアチェック隊」が繰り出し検証してみました。

視覚障がい者が車道と区別できるよう、段差の設置が規定されてはいるものの、それにしてもちょっと高すぎない? ネットのバリアチェック隊が計測したところ、既定の2cmに対し、この段差はなんと4cm。車いすで参加してくれたNさん親子も、「自力で走行するのは絶対ムリ」。押して上がるのもやっとでした。

一方、視覚障がいのあるMさんは、道路につくられた側溝の穴に白杖が落ちたり、足がひっかかって転ぶ危険を指摘(図②)。また、視覚障がい者が自転車専用レーンに誘導されてしまう点字ブロックもあり(図③)、さまざまな危険に気づかされました。

他に、横断歩道に勢いよく自動車が突っ込んできて危険な交差点であることの指摘も合わせ、6月30日に、都議会生活者ネットから東京都に改善の働きかけを行いました。

(西東京・生活者ネットワーク政策委員長 かとう涼子)

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東京都からの回答

7月16日に、以下の通りの回答を得ました。

①の4センチの段差 → お気づきの方もおいででかと思いますが、既に段差は解消されています。ただし、応急処置とのことでまだ作業途中とのこと。

②側溝の穴が大きすぎる点 → グレーチングに取り換える。

③点字ブロックで自転車道に誘導される点 → 指摘の通りなので、歩道に誘導するように変える

④交差点の危険解消について → 都から警察に要望中で回答待ち

成果があって何よりでしたが、公共建築物や道路等交通機関の建設・改築においては、各種障がいの当事者参加などで、施設や道路の整備を行うことが必要との思いを強くしました。

今すぐ私にできること!

視覚障がいのある方には、道路は不安がいっぱい。

渡っていいかどうかわかりづらい(特に夜は静かで不安)、道や道路上の障害物は困りもの。杖をついている人を見かけたら、声をかける、点字ブロックはもとより、なるべく道路に物は置かない!

今日から始めましょう!