地域の子どもを支える居場所づくりを!―「要町あさやけ食堂」を見学してきました

生活が大変な家の子ども、親の帰りが遅くていつも孤食の子ども、そんな地域の子どもたちを地域で支える、豊島区の「要町あさやけ子ども食堂」を見学してきました。NHKの番組でも取り上げられていたので、ご存知の方も多いのではと思います。

2週間に1度、地元の民家を借りて定期的に開かれる食堂には、誘い合わせてやってきた小学生のほか、保育園帰りの親子がいっぱい!

ボランティアさんの作った野菜中心の献立を囲みながら、みんなでワイワイ和やかなひとときを過ごします。

食材を提供してくれる商店街の方々、子どもたちを見守る近隣の大学生、そうした地域の見守りをあさやけ食堂がつないでいます。

「大それた支援をしようとしたわけじゃない。ただここで一緒にご飯を食べているだけで、変わっていくことがあるんです」と、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク代表の栗林知絵子さん。

困りごとをポツポツと話しはじめる子ども、自分の子どもが愛されている姿を見て心を開きはじめた母親……あたたかな食事と「ここに居てもいいよ」というメッセージには、人と人との関係性を変える力があることを感じさせられました。

私たちの西東京市にも、学童クラブ後の子どもたちの居場所づくりにチャレンジしようとしているグループがあります。そんな地域からの発案を、ぜひ実現へ結び付けていきたいと思います。

報告:かとう涼子

入口から玄関までのアプローチも温かい雰囲気。子どもが作った看板の前で。後藤ゆう子(右)とかとう涼子(左)