市民の視点で環境福祉優先

安心・共生のまちづくりを進めます

 昨年、12月24日の西東京市議会議員選挙で生活者ネットワークは、現職1人、新人2人の3人の候補者を擁立し、現有の3議席を確保できました。
 3人の得票数が6713票と前回より981票上乗せできたのは、市民政治を進める生活者ネットへの期待と受け止め、身の引き締まる思いです。

 昨年市民の方々の声をもとに身近な生活の中にある問題や地域の課題を政策化しました。
「箱物より環境、福祉、教育優先のまち」
「子どもの権利条例を制定し、子どもをいじめや虐待から守る」
「乱開発や緑の減少に歯止めをかけるまちづくり「はなバスや移動サービスの充実」
「市民合意の規定を入れたまちづくり条例制定」
「みどり基金などみどりを残すしくみをつくる」
などです。これらの政策を実現するため調査活動や行政への働きかけを続けていきます。

市民の政治参加を広げるネットの任期制
 後を絶たない首長や議員の汚職事件など政治とお金の醜い関係が断ち切れない構造の中で、市民の政治不信が増幅しています。
生活者ネットは議員のローテーション制(議員を職業化、特権化しないため任期を最長3期で新人と交代する)を敷いています。
議員の権限を特定の人に集中させないことが、政治腐敗の抑止機能を作ることになり、さらに市民の政治参加の裾野を広げ、政治アレルギーを克服し政治改革を進めることになるとの考えからです。
 西東京ネットは、これまで任期を終えた議員経験者は6人。市民の方から「せっかくの経験を途中で止めるのは残念」との声が聞かれます。しかし経験を生かすところは議会だけではありません。現在議員経験者は、市民が本当に必要とする福祉事業を地域で立ち上げたり、、環境、食、平和などのNPO団体で活動を続けこれまでの経験を地域に還元しています。
生活者ネットは経験豊かな議員という個人レベルで見るのでなく、市民総体の政治力を高めることをめざしています。

地域から政治を変える
 政治はもともと市民の生活をよくするためにあります。
 生活者ネットは政治を人任せにするのではなく、市民が政治の主体者として生活をよくする道具として使っていく活動を続けています。
 国の政治は、安倍内閣発足後一層、厳しくなっています。所得格差は広がるばかりで不安が広がっています。働いても生活できないワーキングプアと言われる若者も増えています。
昨年は教育の憲法といわれる「教育基本法」が改悪されました。そしてこの5月の通常国会では、再び戦争はしないと世界に約束した平和憲法の改正に向けた「国民投票法」の制定が予定されるなど、子どもたちに平和な未来を引き渡せるのか、抜き差しならぬ状況です。

 そんななかで生活者ネットは、なお一層地域にこだわります。
地域から平和を築き、地域から政治を切り開いてゆくため、地道な活動を継続し、政策実現や自治する社会つくりに向けて、市民の皆様と更に前進したいと考えています。ご意見お寄せください。

 代表 渡辺 嘉津子