省エネゲームは効果的!

資金300万でCO2 48トン(10年間で)削減

「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(略称:足温ネット)」が開発した省エネゲームに参加しました。まず、参加人数によっていくつかのグループに分かれます。各グループは、家の図面の中に自宅にある家電を張り付け、300万円の資金を使って、家電や車などの買い替えをします。買い替えたり、新たに取り付ける商品(?)には値段が入っていて、メンバーで相談しながら、選んでいきます。その後、買い替えた商品によるCO2削減量、節約金額、また、買い替え処分に必要なCO2量、処理費用などを環境収支計算シートに記入し、CO2削減効果、節約効果を計算します。にかかる費用も計算します。

私の参加したチームは小学生2人、お父さん、同年代の女性と5人で、名付けて「地球チーム」。自分たちの生活を振り返りながら、子どもの意見中心に買い替えを考えました。300万円の予算を超えないように、電卓で計算しながら、省エネ対策をすすめてみました。
省エネ冷蔵庫、省エネテレビ、省エネビデオ、低燃費車に買い替え、HEMS(家庭用エネルギーマネジメントシステム),家庭用小型コジェネレーションユニット+暖房、スイッチ付きコンセント、雨水利用をあらたに購入しました。その結果、
削減したCO2 48トン  削減達成率は現状比55.8%、
廃棄物処理に必要なCO2748Kg, 廃棄物処理費18700円
特にCO2削減効果が高かったのは、家庭用コジェネ+暖房2.2トン、低燃費車1.5トン、冷蔵庫0.6トン。スイッチコンセントは0.1トンですが価格の割に効果的。机上での省エネとは言え、かなり実感できて、行動に繋がりやすいのではないかと思いました。

京都議定書により、日本でも2008~2012年で、1990年を基準にした温室効果ガスの排出量を6%削減することが義務付けられていますが、2002年度には基準排出量を約8%超過しているといわれています。予測を超える温暖化も進行しています。
「削減目標」をそれぞれが持ち、今の生活を見直すことの重要性を広げることも重要です。足温ネットでは、省エネのための融資もされているそうです。(但し、希望者が多く、今年度は終了)
まずは、身近な省エネから・・・

板垣洋子