防災体験訓練・講演会 

今日,向台小学校で行われた、市主催の防災体験訓練・講演会に参加しました。これは、8月30日に予定されていた総合防災訓練が、悪天候のために緊急出動に備えて中止となったものの代替だったようです.
訓練用の消火器での放水体験、起震車での地震体験、煙体験ハウスでの煙の中の歩行訓練、AEDを使った応急救護体験などいつもと同じようなことが行われていました。
警視庁警備部災害対策課の方による「災害現場の救助活動を通して」の講演会でも話されていましたが、実際の災害時には普段やっていることの50%できればと考えておいた方が良いそうです。それならば、より本番を意識した実用的な訓練を行う必要があると考えます。さて、本日の訓練は、参加者にどの程度災害時の対応をイメージできるものになったのでしょうか???
私は今日初めて陸上自衛隊の炊事車両(下の写真)を目にしました。この車両は、200人分の炊飯もでき、野菜を切ったり、トン汁やカレーなど副食が概ね45分で同時に調理できます。これをトラックが牽引して災害現場へ行くそうです。他に水を運ぶ車両、入浴(50人程度)車両などもあり、神戸の震災でも活躍したそうです。
この炊飯車両の横ではアルファ化米の炊き出しもされていて、災害時でも美味しくて暖かい食べ物が用意していただけそうだという錯覚になってしまいそうでしたが、想像を絶する状況の中での食べ物はほんのささやかな支えにすぎないのかもしれません。
また今日は、災害時Web訓練も同時に実施されていたようですが、9時半から12時という時間帯に行われており、現場に参加した私は市のHPを見ることもできず、内容も全く確認できず残念でした。今後30年以内に関東で震災は起こる可能性は高いと言われています。築15年の我が家の耐震を信じ、家具の固定、携帯ラジオの用意を優先に備える必要があることは再認識できた訓練でしたが、やはり防災訓練も見直すべきだとも思えました。

市議会議員・板垣洋子