伊賀市と四日市市の議会改革 その2

議会運営委員会 視察から

12日は四日市市に行き、議会の活性化と透明化について具体的な取り組みを聞きました。議会活性化の流れは、1997年度から行われています。2000年には「市政活性化推進等議員懇談会(市活懇)」が議長の諮問機関として設置され、議員だけで自主的に意見交換、情報交換を行う場が設置されました。同年からは「議会活性化検討会」も行われたそうです(現在は設置なし)。2005年には「市活懇」が発展的組織として改編され「議員政策研究会」が設置されました。「四日市市民自治基本条例(理念条例)」は、市活懇の提案で2005年に制定されています。

議会透明化については、2002年からFMよっかいちで放送、2004年から本会議のテレビ中継などが行われていました。市議会モニターは2004年に設置、シティ・ミーティングは2006年から開催されています。
市議会モニターは、2004年度の議長の発案から発足に至っています。市議会に対し市民意見を広く聴取し、市議会の円滑かつ民主的な運営を推進することを目的に、定員50人程度。募集は、団体などからの推薦依頼。任期は1年など要綱にそって実施されています。
シティ・ミーティングは2006年11月に3回開催され、2008年2月には「シティ・ミーティングinキャンパス」として大学生を対象とした意見交換会が行われました。今年度は実施予定がないことは課題のようです。
政務調査費はHPでも公開し、市政情報センターにおいて政務調査費収支報告書、領収書、視察報告書などの写しが閲覧できるようになっています。

四日市市議会の改革の流れについて経過など丁寧な説明をお聞きしました。議員同士が意見交換、情報交換し、さらには合意形成を図るしくみがあり、議会の活性化がすすめられていたことはうらやましく思えました。また、文化振興条例や自治基本条例などこれまで7件の政策条例制定や改正が議員提案で取り組まれていたことも驚きでした。

生活者ネットワークは、市民参加で自治基本条例を制定することを政策に掲げています。

(写真は、四日市市本会議場  市長に対面式で質問できます)

板垣洋子