「みどりを守る」市の姿勢は緑化基金の創設で示せ

 合併前に、旧両市が持っていた約15億円の緑の基金は、まちづくり整備基金に整理統合されました。
 しかし、まちづくり整備基金は、用途がさまさまで、緑地保全以外にも使われます。
 緑地を守るために、緑地保全に目的を特化する「緑化基金」の創設が急務です。
 
 08年、人にやさしいまちづくり条例で、「開発面積の3%に相当する緑地を規則で定めるところにより金銭納付に替えることができる」と規定されています。これまで金銭納付されたお金は、まちづくり整備基金の中で、適切に管理されているとのことです。しかし、緑の保全を重要な課題とするなら、市民からも、対外的にもわかりやすい緑化基金を別途設置することが必要です。

 市長は、「市民にわかりやすい制度に見直していく必要があると考えており、まちづくり整備基金の整理と、緑化基金の復活について検討していきたい」と答弁しました。
 一刻も早い緑化基金の復活が待たれます。