4月12日は「西東京市平和の日」

4月10日〜12日、西東京市平和の日イベントが行われました。お買い物客でも賑わうアスタビル2階センターコートでの企画なので、多くの市民の人が気軽に参加でき、パネル展示も目にすることができたことと思います。1945年4月12日、西東京市内でもB29爆撃機の空襲があり、田無駅周辺だけでも50人以上の死者があったと聞いています。市では「西東京市平和推進に関する条例」でこの4月12日を「西東京市平和の日」と定めています。私は12日、戦争体験のお話をお聞きしましたがこの西東京市でも、爆撃機が市民を追って攻撃をしてきたというお話は何度お聞きしても恐ろしい事実です。「玉音放送を聞き、これで家に帰れるという感情だった」とお話されたこととが特に印象的でした。

戦争のない平和な社会であることが大前提ですが、世界の動きからも日本政府の動きからも戦争のない平和な社会が将来も維持できるのだろうか、危機的状況にどんどん陥っているような不安を感じます。 私の暮らす芝久保町地域では「芝久保9条の会」を昨年12月に立ち上げ、地域の人たちと「戦争に反対し、憲法9条を守り、活かすための話し合をすすめる会を定期的に行っています。身近な暮らしや福祉、教育についても問題を出し合い、憲法と照らし合わせて話をしたり、戦争経験をお聞きしたり、学校教育の現場での平和教育についての話を聞いたり 意義深い時間となっています。しかし、参加者が固定化していること、若い世代の参加者がないことなどは課題です。

結婚するまで広島で暮らした私にとっては、8月6日は特別な日として子どものころから位置づけられていました。そのことがとても深く心に残り、意義深いことだったと思っています。
西東京市平和の日である4月12日には、「平和について考える時間や場」を市内の子どもたちが必ず持てるようにしてはどうだろう・・・・  意識的に時間・場の設定が必要と考えます。

そうそう、2009年度西東京市一般会計予算には、国民投票制度の準備などに必要な経費として国庫委託金(投票人名簿システム構築交付金)286万7千円が歳入の中に計上されていました。

板垣洋子