特別職報酬等審議会第2回目 情報の公開性にも好感

報酬等審議会2回目が開催されました。
8月11日は1回目の議事録の確認、本日の資料の確認と説明、質疑、今後の進め方などについて話し合われました。
委員の方々は、しっかりとした事前準備のうえで審議会に参加されていることも伝わります。事務局から用意された膨大な資料も、資料要求した委員だけではなく、それぞれが、それぞれの視点で読み、活用されています。多様な情報が、確実に今後の議論を深める材料がとなっている様子でした。
大学教授の委員さんの専門的な意見や説明も大変わかりやすく、公平な情報提供と思えることが多々。26市では財政状況とラスパイレス指数との相関関係はないという教授からの調査報告もありましたが、だから西東京市においてもそれで良いということでなく、財政状況を知ることが必要という流れになりました。

今後は、報酬の水準をどう考えるのか、体系的な問題もどう考えるのか、そのためには現在の市の財政状況と将来的な予測も知ろうという方向になり、次回は、財政課からの説明を聞くことになりました。また、客観的に市財政を分析するために大和田一紘先生をお呼びしては、という意見も出され、検討がされます。

さて当日の傍聴者は13人。傍聴者にも資料が一部ずつ用意されて、持ち帰ることもできました。私のこれまでの経験上、傍聴者に一部ずつ資料が用意され、しかも持ち帰ることができたのは初めてです。他に傍聴者がいなくても資料は持ち帰らせてはもらえませんでした。その上、情報公開コーナーでも議事録ができあがってから配布資料も公開ということがほとんどでした。(議事録がなかなか公開されない会議なども多々あるのも実態です)
生活者ネットワークは、透明性の高い報酬等審議会の開催を提案してきました。完璧とは言えませんが、これまでの審議会等に比べかなり情報公開度は高い!と言えます。
多くの市民の傍聴があること、関心が高いことも影響しているのでしょうか?
(市民の関心事に、敏感に感じ、対応できる職員にも感謝です。)
また、今日の傍聴で、生活者ネットが提案し続けている「大事なことは市民が直接かかわり、市民参加で決める」意義を改めて実感できました。

市議会議員・板垣洋子