緊急シンポジウム いのちの海を埋め立てないで!

〜瀬戸内・長島の海から自然との共生を考える〜

六ヶ所村から届いたチューリップ!器は上関のたこつぼ 
六ヶ所村から届いたチューリップ!器は上関のたこつぼ
9日、このシンポジウムに参加し、1982年山口県上関町に原子力発電所の建設計画が持ち上がり、それ以降30年近く自分たちの海を守るために戦い続けている人たちがいることを初めて知りました。
鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の予告編上映と監督のトークでは、六ヶ所村の環境状況や周辺住民に関する情報、デンマークでは自然エネルギー100%、スウェーデンでは10基の原発がある中、原発に依存しない持続可能な社会を構築する人たちの取組み等をお聞きしました。鎌仲監督の話から、偏った情報の中にいるコト・自分に気付かされます。映画上映会を実施し、より多くの人と情報の共有をしたいと強く思いました。
シンポジウムでは、祝島島民の会の方から、島での生活ができなくなる危機感と圧力に負けぬ強い思いを受けました。また、京都大学の加藤教授からは周防灘に残されている瀬戸内海の原風景についての説明もあり、他のパネリストからも上関が生物多様性のホットスポットである報告を聞きました。かんむりうみすずめのことも映像で初めて知りました!原子力資料情報室の版さんから、中電の発電設備や需要予測、長期予想など説明からは原発の不要論がわかりやすく理解できました。自然の恵みに支えられて暮らしが成りたっていることを再確認し、生態系をこれ以上壊すことを進めてはならないし、生物多様性の保全に努めなければならない。と学び。瀬戸内海へまで、どれだけの影響があるかというアセスもされていないそうです。
人々の差別行動の上に成り立つ原発!上関原発は不要!かけがえのない命と暮らしを考えるべき。
私にもできることがあるということへの気付き。あきらめないで、同じ意思をもつひとの輪を広げ、エネルギーの未来を切り開く可能性にむかって進みたい!そういう選択を私はしたい!
参加して良かった・・・

板垣洋子