いっとき避難場所に指定してある調節池は早急に見直すべき!

2010年9月30日 02時50分 | カテゴリー: トピックス, 議会報告

反対討論はなく、反対多数で否決。

3か所とも、いっとき避難場所という表示はどこにもありません。芝久保調節池は鍵がかけられ中に入れません。
3か所とも、いっとき避難場所という表示はどこにもありません。芝久保調節池は鍵がかけられ中に入れません。
西東京市内3カ所にある調節池が、いっとき避難場所として定めていることに対して安全性を調査し公表することを求める陳情が9月議会に提出されました。
確かに西東京市の防災ガイド&マップやHPに調節池3か所をいっとき避難場所として掲載しています。
私は今回の陳情が出されるまで、調節池がいっとき避難場所に指定していることに迂闊にも気付きませんでした。そこで、現地をあらためて見てきました。たとえ一時的だとしても、避難場所として指定しなければいけない必然性があるとは考えられません。目で見るだけでも危険な要因が多く、避難場所として指定することは甚だ疑問です。24日の本会議で、この陳情は自民・公明・民主が反対し、否決となりました。そもそも調節池を避難場所に指定した行政はどいう安全性を確認しての指定だっかのか?不明確なままです。防災にこだわって議会活動もしてきた私には、確かな安全性がないまま緊急時の避難場所に指定したままで良しとする議会の判断は大変残念な結果です。

以下は、陳情に賛成した私の討論です。

陳情第32号について賛成の立場で討論します。
西東京市は、広域避難場所へ避難する前に、近隣の避難者が一時的に集合して様子を見る場所、または避難者が避難のために一時的に集団を形成する場所で、集合した人々の安全が確保されるスペースを有する学校のグラウンド等を 一時(いっとき)避難場所として44カ所を指定しています。
そして陳情で指摘のある3か所の調節池もいっとき避難場に指定し、H20年3月に全戸配布した防災ガイド&マップや市のHPで情報周知を行っています。
しかし、この3か所の現場にはいっとき避難場所と指定してあるという掲示はされていません。しかも調節地であることを掲示しているのは南町調節池のみです。
芝久保調節地は、約1.3mのフェンスで囲まれており、2か所の入口は施錠されています。緊急時にフェンスを乗り越えなければ入れず、入口の階段の幅は約1,7mで傾斜もきつい場所です。
向台調節池は、低木と高木に囲まれ、3か所の階段とゆるやかな傾斜の入口が2か所ありますが、緩やかな傾斜になっているので出入りの問題はないにしても市民公園グラウンド、都立田無高等学校、田無市民公園という一定のスペースを保有した施設と隣接しています。
南町調節池は、2か所の入り口階段を使わなければ入れない施設です。階段の幅は約1Mで傾斜はきつく1か所の階段は手すりもありません。私には足元を確認しながらゆっくり用心しながらでなければ降りれない階段です。調節池概要がわかりやすく図入りで説明された看板が2か所に設置してあります。また平常時は柳沢児童広場として有効利用しているため、広場としての注意事項が書かれた掲示板も2か所にあり、日常的にこの場所を利用する子どもたちに大雨の時は危険なところだということの情報提供がされています。
しかし陳情にある3カ所が、いっとき避難場所であることは、その場にいらした利用者も知らないようでした。3か所の現場がいっとき避難場所として適切な場所であるのか、目で見える部分だけでも課題が多く、自治体みずからによる早急な検証が必要だと考えます。
地球温暖化の進展に伴い、いつでもどこでも発生する大雨は、地震災害と重なる可能性も否めません。
近年の一連の大雨災害による被災事例から、避難の時期が必ずしも適切でなかった事例、避難方法が必ずしも適切でなかった事例、避難する場所が必ずしも適切でなかった事例が特徴として挙げられています。自宅2階等に避難すれば被災を免れたにもかかわらず、あらかじめ指定されていた避難場所への避難を優先したために被災した事例、避難路上に浸水箇所や河川があり流水に巻きこまれたり水路に転落して被災した事例もありました。
その背景には、避難に対するイメージが固定化していることや、行政への依存体質なども考えられます。行政が主体となった防災対策には限界があることも浮き彫りにされながらも、適切な避難場所が適切に指定してあること、非常時に適切に判断し行動がとれるよう行政として積極的に情報提供していくことは重要なことだと考えます。
災害時には自助、共助、公助が其々が機能して初めていのちが守れると考えます。陳情に指摘された3か所の調節池に限らず、実態を踏まえた避難場所の設置等考え方も整理し、明確にしていくべきとの考えから、本陳情に賛成します!

板垣洋子