西東京・生活者ネットワークは、議員報酬値上げ分の積立金3,192,106円を被災者支援活動に寄附します。

 東日本大震災は、未曾有の被害をもたらしました。犠牲になられた方にお悔やみ申し上げるとともに、被災されたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。
 いま私たちができることの一つとして、西東京・生活者ネットワークは2008年4月〜2010年3月までの2年間積み立ててきた報酬値上げ分を寄付することに決めました。

 生活者ネットは、2007年12月議会で提案された「西東京市の議員報酬および費用等に関する条例の一部を改正する条例」に反対しました。しかし条例は可決されました。
 値上げ分について供託すべきかをも含め討議した結果、受け取って市民に還元される方法を考えることになり、2010年3月まで積み立てを行いました。
 報酬は西東京市の税金が原資なので、西東京市民のために使う、西東京市民が納得できるものに使うということを念頭に、検討を重ね、アンケートで市民からの意見聞き取りなども行い、広く市民が利用できるもの、広く市民が参加できる学習会、イベントなどに使う予定でした。

 今回の災害に際し、この積立金を被災者支援に使うのであれば、市民のみなさまにも納得いただけると考えました。市民社会が力をつけていくためにNPO支援を政策としている生活者ネットとして、寄付先はシェア=国際保健協力市民の会シャンティ国際ボランティア会中央共同募金会などとしました。

—復興に祈りをこめて—

 なお、積立金の一部は、市民に参加を呼び掛けて実現した「省エネゲーム」に利用しました。
 今回の地震による火力発電所の被災と進行中の福島原発事故は、「節電」を余儀ないものとし、原発の存廃、これからのエネルギー政策の在り方を問うています。
 「省エネゲーム」は、ちょっとした工夫と省エネ技術利用へのインセンティブ政策があれば、無理せず、生活の質を落とすことなく、CO2を増やすことなく、そして原発に頼ることなく私たちは暮らしていけるということを教えてくれました。