しかし、懇談会のメンバーは、子どもに関係の深い市民が少ないことから、当該の父母や市民から不安の声が出ていました。生活者ネットでも昨年3月からずっと、「市民参加条例逐条解説」の“市民に身近な条例や計画は複数の市民参加の手続きをとるよう・・・・”に沿って原案公表、市民説明会、パブリックコメント等の丁寧な市民参加の手順を提案してきました。
昨年12月と今年1月開催の教育委員会へは、12の市民団体から「教育計画策定に関して、市民説明会、パブリックコメントを行ってください」と言う趣旨の請願が提出されました。
多くの市民からの請願を受けて、趣旨採択となり、やっとパブコメが実現し現在実施中というわけです。(しかし、市民説明会はなし)さて当日、参加者の中から「計画案の中には不明な部分が多くあり、市民説明会を開いての説明がほしかった」「市民公募の選考方法が不透明」「教育計画が自分たちの計画という気持ちを持ちたいので十分な市民議論の場がほしかった」など、情報公開や開かれた教育行政を望む声が噴出しました。
また具体的な文言についての意見も沢山出されましたが、ここでは差し控えます。一つだけ紹介。P22「計画の推進」6の“知恵を出し、汗を流し、一定の負担をもする真の市民参加”の真の意味がわからないと参加者は頭を抱えていました。
教育に関心のある方、せっかくパブコメが実現したのですから、意見を提出したら如何でしょう。西東京市のHPまた「西東京生活者ネットのHP」に計画の原案がありますので、ご覧ください。昨日(27日)現在パブコメでの意見提出者はまだ7名とのことです。
(市議会議員・渡辺かつ子)