秋分の日の午後、田無駅前で“アースデーイン西東京”の実行委員のメンバーとアースデー開催(9月27日(土)10時〜16時、東大農場にて)のお知らせのチラシをまきました。
新市になって初めてのアースデーの開催地をなぜ東大農場でやるのでしょう。それには深いワケがあります。東大農場の移転が決まったからです。旧田無の時代から70年。まちの貴重な自然の宝庫として、市民にうるおいある緑地空間を提供してきました。面積22ha、民間団体の調査では、植物種は約1000種、野生生物も30種強生存していると言われています。
そういえば、数年前大雪が降った時、自然保護団体の仲間とタヌキの足跡を見に行ったことがあります。親子の足跡をつけて行くと、タヌキのトイレに行き当たりました。何でもタヌキのコミュニティの場はトイレだとか。ここでどんな話をしているのだろうねと仲間同士で盛り上がり、タヌキだけでなく、人間のコミュニティの場になったことがあります。
もし、東大農場移転を機にこの地が民間のデベロッパーに売却されると、西東京のまちの環境は一挙に悪化します。多くの市民の皆さんと東大農場を緑地空間として残すための知恵を出し合えればと思います。
当日、生活者ネットワークでは「菜の花エコ・プロジェクト」の展示をいたします。秋のひととき、豊かな自然を満喫しに東大農場に足を運んでみませんか?
※菜の花エコ・プロジェクトとは…エコタウン、循環型社会をつくる一つの象徴として菜の花を植え、食用油を絞り、使い終わった廃油で石けんを作ったり、車の燃料にするという実践を進めるプロジェクト。