神戸に学ぶ

阪神大震災から13年

 阪神大震災からもう13年。6400人を超す尊い命が奪われ、暮らしが壊された。あの衝撃的な映像は今も忘れられない。ニュースを聞き、新聞を読み、心が痛み、涙が流れたことを思い出します。
私は、昨年11月に、防災と福祉のまちづくりを視察する福祉ツアーに参加しました。
最初に見学した「阪神・淡路大震震災記念 人と防災未来センター」の1.17シアターで、CG映像によって1月17日の地震の再現を体験しました。映像とは言え、破壊のすさまじさに愕然としてしまいました。また、壊れた時計、生活用品、曲がった鉄、壊れたブロック塀など現物を目にし、体験の記録を読み、語り部のお話を聞き、想像を超える事実をやっと確認したような、原爆とも重なるようなショックを受けました。
(が、12年を経過した町並みは、12年前ニュースで見たところと同じ場所とは思えないくらい外見的にはすっかり再生され、その復興ぶりにも大変驚きました。)
今回訪問したところは、前開特定土地区画整理事業現場(伊川谷)、グループハウス尼崎(尼崎)、コミュニティ・サポートセンター神戸(東灘区)、たかとりコミュニティセンター(長田区)、東灘地域・助け合いネットワーク(東灘区)です。震災をきっかけに立ち上がったNPO。震災バブルといわれた震災直後から12年の時の経過とともに、人・もの・金など状況がすっかり変わったそうです。その中で改めて「市民にとって必要な活動は何なのか」と、関わる人たちで確認し、自分たちの暮らしやすいまちづくちのために行っている実践の話を多様に聞かせていただきました。(視察先については別途報告)
「社会福祉の原点に戻る・地域住民誰もが助け合える関係を築いていく・人が宝」と話してくださった東灘地域・助け合いネットワークの村山さんの言葉は印象的でした。 今年度西東京市では「西東京市地域防災計画」を見直し中です。12月に素案が出され、今月末までパブリックコメントを募集中です。
阪神大震災が自治体に与えた無数の課題がどこまで生かされているのか・・・。災害時に実効性のある計画であるためにも、多くの市民意見がいかされることに期待したい。(市議会議員・板垣洋子)