「改憲が進んで、戦争に駆り出されるのは誰?!」
5月3日の憲法記念日に、例年通り「九条おんなの会」と一緒に田無駅とひばりヶ丘駅で遊説を行いました。今年は大きな危機感を持っての遊説でした。
憲法は、国民を縛る法律ではなく、国家権力の暴走に歯止めをかけるために、政府や国会議員などに縛りをかけるものです。そのため、第96条で、時の政権が都合よく変えにくくし、第99条で、総理大臣をはじめとする行政府、立法府を構成する国会議員などに憲法を守る義務を負わせているのです。これを立憲主義といい、民主的国家ではあたり前のことです。このことをわきまえない権力の座にある者が、自らに課された縛りを自ら緩めようとしているのが、いまの96条の改正論議です。
昨年末の総選挙で、衆議院では、9条や96条を変えようとする議員が3分の2を超えてしまいました。しかし、9条改正、国防軍設置支持の世論が3分の2を超えているわけではありません。
遊説中に、戦争体験者から「憲法を変えようとしている人たちが戦争に行くわけじゃない。戦争に駆り出されるのは若い人たちだ。そのことをもっと訴えて」と言われました。まさにその通りです。
夏には参議院選挙があります。戦争をしない国を次世代に引き継ぐための選択を!