新しい年になりました。
昨年は有事法制からイラク特措法、自衛隊派兵と、この国のあり方がおおきな分岐点を迎えた年でした。とりわけ、イラクへの自衛隊派兵は、戦後50年以上にわたって、国家公務員をして海外で人を殺さなかった日本が、イラク支援の名の元に人を殺すことになる。そのことの重大性にどれだけの人が思い至るでしょうか。西東京市議会でも、テロに屈っするな!と声高に叫ぶもの多く、市民からの「自衛隊のイラク派遣に反対する意見書の提出を求める陳情」は否決されてしまいました。
北朝鮮の脅威やテロの恐怖、地域社会の治安の悪化などマスコミはことさらに不安を掻き立ています。
マスコミは真実を伝えているのか、まず疑ってみること。そして私達は不安を暴力で解決しようとする誘惑に打ち勝つ冷静さと智恵を身に付けなければならないと思います。
暗い気持ちで新年を迎えることになってしまいました。
でも、嘆いていては始まらない。
世の中がおかしくなることを人のせいにしない。自分で考えて行動する市民と手をつなぐ。これを今年の私のモットーにしようと思います。
どうかよろしくお願いします。
明けましておめでとうございますと言いたいところですが
市議会議員・森下のり子