今から4年前、西東京市議会では議員の定数を30人に定めましたが、その後に行われた2002年の選挙は、合併後初めてということで、経過措置として36人を定数に選挙が行われました。このまま行けば、次回の選挙では30人が定数となりますが、今年9月の議会に、市民から「28人以下とすることを求める陳情」、自民から「定数を28人とする議員提出議案」が相次いで提出されました。
議員が一人減れば、年間約900万円の削減効果があるといわれ、行革の視点からも期待が寄せられています。その一方で、議員が減ると幅広い市民の意見が議会に反映されないとの意見もあります。
市議会議員の定数や報酬の額は、議員間の協議で決められるのが常ですが、基準はあいまいで、「お手盛り」との批判を受けがちです。
西東京の議員定数や議員報酬はどうあるべきか、幅広い市民の意見が反映され、かつ行革の視点も活かされる議会のあり方を、市民参加で議論することが、必要ではないでしょうか。
行政への市民参加が当たり前の時代に、議会への市民参加はなお閉ざされています。