かわるか議会?かえよう!議会

西東京生活者ネットワーク連続学習会 第3弾

西東京・生活者ネットワークでは、今年度、議会の役割を考える連続学習会「議員報酬と議会改革を考える」を開催してきました。今日(8/24)は、法政大学教授、自治体議会改革フォーラム運営委員・廣瀬克哉さんをファシリテーターに、西東京市議会の現状を共有し、「市民の望む議会のあり方」や「議会改革実現のために何ができるのか」などについて市民どうしでの話し合いをしました。
まず生活者ネットの議員から、西東京市議会の議会改革の現状と対策についての説明、廣瀬先生からは全国の議会や議員に関する情報および東京都内の議会、議会改革の現状などをご説明していただきました。その後、参加者から質疑含めて市議会への問題や課題を出し、こんな議会に変えたいということも出し合いました。私はネットのすすめる議会改革として「議会報告会、市民参加、情報公開、子ども議会」を挙げました。
ここ数年、西東京市議会への傍聴者は年間400人いないという現状のなか、市民の議会への関心が低いからなのか、つまらない議会だから関心が低くなるのかという悪循環の構造を変えていくきっかけになるのが議会改革で、「議会報告会」はそのポイントになるというお話もありました。議会後には必ず、「ネットの議員としての議会報告会」を開催してきましたが、ネットの議会報告会とは別に、議決した者の説明責任を果たすうえで「議会として議会報告会」を開催をしていくことは然るべきこと、必要なことだと改めて確認しました。

市民参加についても、例えば合併前は両市とも請願者や陳情者の説明の時間の保障があったとききます。今日の参加者からもぜひ保障すべきという意見が出ました。提出者からの意見を聞くことで審議内容も高まることは期待できます。委員会の中で「市民の意見を聞く」こともぜひ今後も働きかけていきます。

積極的な情報公開についても、積極的に情報提供し、情報を市民と共有するためにも公開していくことが必要だと再確認しました。先生から、「議会は市民に知られないことで守られていることもあるかもしれないが、知られてないことで責められていることも多い。知らさないまま、そっぽをむかれたままでは自分たちのまちのまちづくりの方向性までが危ういものになってしまう」という指摘もありました。

子ども議会については、子どもの視点をまちづくりに反映していくこと、子どものころから市政や議会に関心をもつことが重要と考えています。西東京市が策定をすすめている「子どもの権利に関する条例」の内容はとても大切なこと、条例のなかに書かれていることが実現していくためにも子ども議会は賛成!と意見をいただきました。

次回の学習会は9月の定例議会後の予定です。今回の学習会では、他の自治体議会と比較できる情報提供も行いました。生憎の雨模様の中でしたが、20人ほどの参加者でした。
自治体ごとの違いはあるでしょうが、市民が厳しい目をもっているところは、議会が変わらざるを得ないようです。

西東京市の議会を市民の方たちとともに力を合わせて変えていきたい!!!・・・がんばろう。