10月4日、「エコメッセ西東京」2周年の記念イベント「物を大切にし環境負荷を減らす生活術を会得しよう」で、石けんを使いこなす暮らし方を、小金井在住の能勢冨美子さんから、さまざまな実験をされながら教わりました。換気扇洗いでは、換気扇の羽ごとに石けん、合成洗剤、重層をつけ、汚れの落ちを比較し、石けんの洗浄力を再確認。無蛍光の赤ちゃん用肌着も自宅で蛍光増白剤の入っている合成洗剤で洗うと蛍光剤が残り、ブラックライトを当てると青白く光ります。また、蛍光剤のついたものは100回洗濯しても落ちないとは驚きです。公園で拾ったムクロジの果皮を水の入ったびんにいれると凄い泡立ち。かつて石けん役割をしていたというムクロジの果皮には泡立ちのよいサポニンが含まれ「石けん」同様の洗浄力があることも、この目で確認。なんとイギリスでは、ムクロジの果皮を洗濯用に箱詰めして販売しているそうで、実際にその現物を見せてもらいました。
能勢さんは、石けんの宣伝ではなく、「できることなら、なるべく、きれいな水を流そう」ということを伝えるために活動をしているのだと話されました。
洗剤を使って洗うということは、どのような洗剤と使おうとも水を汚し、環境に負荷をかけるのです。だからこそ、なるべく負荷の少ない暮らしかたを 選択していくことが大切。
さて、今年も坂口市長は「石けんを使おう!シャボン玉月間」にメッセージを寄せています。学校給食用食器はすべての小学校で石けん、両庁舎トイレなども石けんを使っています。市内の公共施設で石けんが主流になるよう今後も生活者ネットは働きかけていきます!