未来ある子ども達に、今できることは・・・

「もがれた翼」お芝居を見に行ってきました。

8月21日、池袋の豊島公会堂に、子どもたちと弁護士がつくるお芝居「もがれた翼パート17『雨の記憶』」を見に友人と出掛けました。
「もがれた翼」は、東京弁護士会「子どもの人権110番」に寄せられるたくさんの相談、子どもたちの声から創られるお芝居です。今回のテーマは「性的虐待」でした。
この案内は先日、西東京市の「子どもにやさしい街づくりをすすめる会」が行なった講演会の講師だったカリヨン子どもセンターの前田信一氏からいただいたものですだ。
当日は、客席は立ち見がでる大入り満員でした。
いよいよ劇が始まると、性的虐待の話しには、もう息が苦しいほどで、兄妹が理解を示す会話には涙があふれました。
劇中には、私の地域の気にかかる子どもたちの状況と重なる描写があり、ため息が思わず漏れました。暴力はいけない。性暴力はもっといけない。どれだけ被害者の身心を傷つけるのかは計り知れない。それでも我慢し、耐える子どもの辛さには想像を超えるものがあります。私が、この春までメンバーだった「西東京市子どもの権利条例策定委員会」で行ったアンケート調査でも、学校や児童福祉施設の先生、親(保護者)から実際性的虐待があったと答えているものがありました。現在、性的虐待はかなりの数に昇り、そしてそれは身近なところでも起きています。決して遠い国の話しではありません。
「可哀想だったわね」だけではなく、一人一人ができることを今すぐに始めなければ。私が今できることは何だろうか。
私は子どもに寄り添い、信頼してもらえる大人になり、一人でも多くの子どもを救いたい。
それには、まずは地域に目を凝らすこと。

私は、今まで「子どもの権利条例」の実現に向けて活動をしてきていますが、西東京市でも、一日も早く「子どもの権利条例」が制定されるようできることをしっかりしていきたいと、心を新たにしました。

(石田ひろこ)