2003年7月8〜9日、石川県の2つの市に視察に行きました
1:松任市は、①学校図書館司書の全校配置 ②小学校1年生の少人数学級実施 ③二学期制の実情を学びました。司書全校配置のきっかけは、1996(H8)年、市長の市民の声を聞く会のなかで学校図書館の充実を求める要望があり検討をはじめた事からです。1998(H10)年に全校配置したことで、毎日図書館が開館しているため、子どもたちが気軽に利用出来るようになり、自ら進んで調べ学習する場として定着してきたとの事でした。特に印象的だったのは、司書も職員会議に参加し、図書館利用計画に従って、司書教諭と学校図書館司書が連携して進めていることでした。
現在西東京市は、2校に一人の学校図書館司書が配置されてますが、学校図書館を学習や情報センターとして機能させるには、全校配置が必要と改めて感じました。2:金沢市は、①スクールフォーラム21の開催 ②子ども科学財団の見学
教育の市民参加のひとつとして、各小、中学校区ごとに保護者、地域住民、先生、教育委員会関係者が教育などについて話し合い、協議する制度です。年2〜3回、地域差はありますが、テーマによっては子ども参加もあるとのこと。また理科離れが心配される中で、実験を通して科学の不思議さ、おもしろさを子どもが実感している科学財団の実践は、大人の私たちも興味深いものでした。ここにくる子どもの目はきらきらしているとの事でしたが地元の大学との連携が大きい力になっていました。
西東京市は6月に総合計画中間まとめへのパブリックコメントを行いましたが、生活者ネットでは教育の市民参加を進めるため「校区ごとの教育懇談会」の提案をしています。
文教委員会視察 松任市-学校図書館司書など、金沢市-子ども科学財団など
(市議会議員・渡辺かつ子)