迎春! 新しい年は、新しい気持ちで。 

 今年もよろしくお願いいたします。
年末年始は九州の一人暮らしの母の介護に帰省しました。介護度3、おまけにリウマチの持病もち、年に1〜2回位しか帰省しない私を心待ちにしていたようです。遠く離れていると、介護保険制度の重要性を感じます。この制度はまだ十分ではなく、市民がより利用しやすい仕組みに改善していく必要性を痛感しています。 お正月は介護に追われながら・・・・・・世界に目を向けるとイラクでは、フセイン元大統領拘束後、治安は一層悪化しイラク市民の生活は脅かされています。また米兵の死傷者も後を絶ちません。米英軍隊の駐留がある限り、抵抗勢力やテロ組織による抗戦が続くと指摘されるなかで、日本は米軍支援とも受け止められる自衛隊派遣を進めています。しかも戦闘状態の続く国への自衛隊の派遣は憲法に抵触しないかなど十分な議論もなく。今日本がとるべき道は、イラクの復興と自立のため一刻も早い国連による世界的支援体制への土壌作りを進めることではないでしょうか。
さて日本は低成長時代になり、政府の’04年度予算原案の内示は約82兆円のうち国債依存が半分近く(44,6%)という状態です。これまでの物質を追い求める時代から抜け出て、経済成長を前提としないもう一つの価値=自然との共生、人と人が支えあう、助け合うなど=をもった社会を将来展望にしたいと思います。
西東京市には、福祉、教育、文化、子育て、環境等の部門の市民事業やボランティア活動を行っている方が沢山いらっしゃいます。そんな活動が根を張り広がり、市民の力が発揮できる仕組みづくりが必要です。障がいがあってもなくても、大人も子どもも、外国人も、社会の構成者として、地域でともに暮らし、難題にぶつかったら皆で知恵を出し合いたい・・・と心を新たにしています。(市議会議員・渡辺かつ子)