ネットでは8月3日「夏の暑さ体感歩き」と題して、東大農場、新青梅街道、やすらぎのこみち、さらに打ち水による温度差を、赤外線法放射温度計で測る調査活動を実施しました。
その報告によれば、東大農場のさくら並木の付近では、アスファルトの歩道57度、草の上は38度でおよそ20度もの差が、さらに日陰は28度でこの温度差にびっくり。青梅街道では地上1.5メートルで32度、1メートルでは43度、この高さは丁度ベビーカーに座っている赤ちゃんの位置です。また、メンバー宅での打ち水実験では、前後で12度の差があり、その効果を改めて実感したということです。
緑や打ち水が温度を下げる事は、知識としては知っていましたが、実際に測定してみると、その効果は予想を超えて大きいことがわかりました。
地球温暖化とヒートアイランド、都市では二つの温暖化が深刻です。連日の暑さからついクーラーに頼りたくなりますが、電力消費は増大し、廃棄熱でさらに外気の温度を高くする悪循環が生じています。
板橋区では小、中学校の南側にヘチマ、キュウリ、ゴウヤなどつる性の植物をはわせて「緑のカーテン」をつくり、クーラーを使わず、教室内の温度を7から9度下げる事に成功しています。
学校での取り組みは、保護者や地域の協力も必要なよう。西東京でもぜひ実現したいものです。