新聞では、改憲が必要と考える人が55%と報道しています。
「自衛隊の実態は軍隊なのだから、自衛軍としてもいいのではないか」「攻められたらどうすればいいの」「普通の国になったほうがすっきりする」これが改憲の目的でしょうか。
いいえ、違います。9条を改める本当の意味は、アメリカの国際軍事戦略の中に日本の軍隊を位置づけることにつきると思います。
このことは私たちの生活に具体的にどのような影響をもたらすでしょうか。
日本はこれまで以上にアメリカの軍事戦略に組み込まれて、攻撃されやすい状況になるでしょう。私たちがより安全にくらすことができるかどうか考えれば、国民のための改正でないことは明らかです。
私たちはもっと想像力をはたらかせる必要があると思います。昨年は戦争をテーマにした映画がたくさんつくられました。
「愛する人のために死ね」というメッセージが若者の心をとらえたかもしれません。
私は自分の子どもや孫が国のために死ぬことも、他国の人々を殺すことも望みません。「愛する人のために生きて」「殺してはいけない」と呼びかけます。
生活者ネットは憲法9条を持つ国に生まれたものとして、しなければならないこととして、「9条おんなの会」を立ち上げました。
今日の憲法記念日に、ひばりケ丘と田無駅の2カ所で駅頭アピールをしました。
そこでは、平和への願いをこめて、用意したタペストリーにパッチワークの小布を縫い付けていただくよう呼びかけました。子どもから、高齢の方まで、たちどまって、一枚ずつ針をうごかしてくださいました。中には、戦時中実際に千人針を刺したことのあるご婦人もいました。あのような時代は二度と嫌だと語りながら、針を運んでくださいました。
感謝です。
これから、おりに触れてこうしたアピールを続けたいと思います。
お気持ちのある方、ネットまでご連絡ください。
なお、おんなの会は趣旨に賛同してくださる方であれば性別を問わず、参加できます。
市議会議員・森下のり子