2007年4月25日(水)、生活者ネットの福祉部会は、西東京市障害者就労支援センター「一歩」を訪ねました。
「一歩」は2003年に西東京市の委託をうけ、働く意欲のある障がい者(知的・身体)の方たちの就労支援を行っています。障がい者の一般就労を促進するだけでなく、安心して働きつづけられるよう、就労面と生活面の支援を一体的に提供することも目的としています。
現在、登録者は46人。内、一般就労されている方は24名おられます。
ハローワークとの連携、市内の作業所との関係、養護学校との連携など、周りとの連携をすすめ着実に就労につながるようにすすめている職員の方の意欲に感動もしました。多様なバリアの中、個別の支援計画は、本人の意思尊重はもちろんのこと、細やかな部分まで客観的かつ総合的に見れる人との連携に努めながら作成がすすめられています。
実際の就労の準備期間中も、細やかな一対一での対応が必要になってきますし、就労後のアフターケアーもサポートしています。
4月からは4人の職員体制となりましたが、まだまだ、登録者人数からは十分な人員配置とは言えません。また、現在のような場所の不便さ(西原4丁目、市境に近い)も課題です。
しかし、西東京市役所での実習が実施される可能性があるという大きな一歩前進したお話に、私たちの提案した成果が現れつつあると実感しました。
(ネットでは、市役所には、障がい者のできる仕事があり、障がい者が「庁舎内実習」で職員や市民とかかわりあうことで、社会性を学んだり、また職員や市民にとっても障がい者の就労支援の取り組みの理解を深める意味でも「庁舎内実習」を早期に実施するように提案してきました。これからも更に働きかけを続けていきます)