2007年12月議会 一般質問の報告(板垣洋子)

 今回の質問と確認できたことなどを報告します。
1. 不使用のまま放置されている小中学校の焼却炉について
平成9年東京都教育委員会から小中学校内の焼却炉の使用中止する通達が出されました。市内小中学校では校舎建て替えで3校では撤去されていますが、他は不使用のまま放置されています。11月に外観調査をし現状(25校)の把握がされました。煙突が建物の内部を通り屋上に出ている形状のものは中学校3校、小学校5校にあります。来年度4校程度撤去し、残りも計画的に撤去していくことになりました。
私が10月の決算特別委員会で指摘したことで、調査・対策実施へとつながりました!今後も児童生徒への安全に配慮された撤去を行うよう引き続き点検を続けます!(私も現場確認しました。詳細は後日報告します)

2. 後期高齢者医療制度について
後期高齢者医療制度の開始により、一般財源からの負担額約1億円、さらに葬祭事業の実施で4600万円、健診事業の500円負担を無料化で500万円が必要になります。これら独自部分の判断は市の財政状況によります。保険料の収納率不足分も自治体負担となります。対象者には3月中旬に配達証明郵便で被保険者証と制度案内を郵送、保険料については4月以降お知らせの予定です。
新たな医療制度には矛盾も多い上自治体への負担も大きく、つまりは市民全体への負担増となることがわかりました。高齢者支援課とも連携し、丁寧な対応をされ、高齢者の不安の解消に努めるべき!

3. 配食サービスと高齢者の見守りについて
配食サービスは、安定した食事の提供を通じて孤独感の解消、健康の保持、安否の確認が目的です。   です。10月からはサービスの対象を日中独居に広げました。地域包括支援センターや民生委員、市報などでその情報が伝えられ利用者も増えています。
実際に昼食を届ける事業所は、配達先の高齢者の実態を把握されているので、その情報を共有し、きめ細やかな福祉サービスの充実につなげてほしいという趣旨の質問をしたかったのですが、言葉足らずだったのか趣旨が伝わらず、答弁がちぐはぐになってしまいました。「見守る」最終責任は行政にあること を確認したかったのですが・・・?

4. 地域防災計画 災害時要支援者の避難支援についてと震災井戸について
防災会議で素案確認中ですが、災害時要援護者の把握は、手あげ方式か同意方式で情報管理を進めていく方向で関係部署とも協議検討する。学校の震災用井戸で使用できないものは修繕の対応が進められます。見直し中の地域防災計画の案は12月中旬から1ヶ月半パブリックコメントが行われます。
やっと 要援護者の把握について一歩進んだ答弁。ポンプ故障を指摘しても1年以上そのままだった震災用井戸も修繕の検討という答弁がもらえました!学校で日常的に使用してもらわなくては!!!

5. 石川島播磨重工場跡地について
工場跡地周辺の井戸の調査は2月に実施され、結果は公表されます。開発Eエリアには19階800世帯入居予定のマンション建設建築予定です。地区計画では土地所有者との協議がまとまらず高さ制限ができませんでした。昨年度の都市計画審議会議事録には「住民要望を考慮し、周辺の環境に調和した建築計画の指導を行うよう都市計画審議会として要望する」と明記されている事からも、市は住民の不安を除くよう最大限の配慮と対応をとるよう指摘しました。
この地区計画が、周辺環境への配慮というより、やっぱり事業者の開発へ配慮を優先にされたものだということがわかりました!

答弁時間が長くなり、再質問が限られてしまいましたが、50分をきっちり使いました。次回さらに頑張ります!

板垣洋子