生産緑地の買い取りで緑が減少!?

(仮称)芝久保町3丁目公園づくりがスタート

 今年度公園広場の整備事業として、北町の借地公園の買取りと、芝久保3丁目の生産緑地の買い取りが行われます。
芝久保3丁目の公園予定地の面積は約2,500m2。約6億9千万円の予算となっており合併特例債が使われます。もともとは生産緑地だったところで、近所の家よりも高い樹木があったり生垣もありました。この緑豊な緑地が、今はこの公園のシンボルツリーになりそうな木1本を残して整備のために切り取られてしまいました。せっかかく緑地を買い取ったのにもともとあったい緑がほとんど失われてしまったことはとても残念です。周辺の方からも「樹木が伐採されるのを見て本当に心が痛みました」という声もありました。
公園整備に対しては、市民の意見を聞いて計画づくりが進めるのですから、もともとあった緑をすべてそのままというわけにはいかないことも理解できますが、せめて、別の場所で活かすことができなかったのでしょうか?西東京市には市内の緑を守り・育てるためのグリーンバンク制度があり、樹木の提供を希望する方と引取りを希望する方とを市が斡旋し樹木の引渡しを行うことができます。しかし昨年一度実現したのみだそうです。今回のように整備のために伐採してしまう樹木を、例えば公共の場所で活用できなかったのでしょうか?市は、積極的に緑を残す 樹木も生きているという認識を常に持ち、今あるものを活かすためのアンテナをはってほしいものです。

さて、先月行われた(仮)芝久保町3丁目公園整備懇談会には周辺の住民老若男女25人くらいが集まり、積極的な意見交換が行われました。子どもたちにとっても高齢者にとってもほっとできる場、遊べる場、そのために備えてほしいもの(時計、ベンチ、木陰・・・)、緊急時の防災機能を備えた公園など多様な意見がだされました。
ファックスやメールでも意見を提出できるようになっています。
次回公園懇談会は9月2日(火)7時から 芝久保地区会館予定

どのような公園づくりがすすむのか、とても楽しみです。

(写真は残念ながら伐採された樹と残されたシンボルツリー)