下保谷とひばりが丘の児童館の建て替えに際しては、中高校生の意見を反映する機会が設けられました。下保谷児童館は、バンド練習ができるスタジオやミキシングルーム、ホールなどが設置される文化芸術特化館に、ひばりが丘児童館は、公式試合サイズのバスケットコートやフットサルコートが設置されるスポーツ特化館に生まれ変わります。子どもたちの手で運営される子ども施設の魅力
生活者ネットの子ども・女性部会は、8月、都内の中高生向け施設の先駆けである「ゆう杉並」と「調布市青少年ステーションCAPS」の見学を実施しました。
どちらの施設も、設計段階から中高生の実行委員会を立ち上げ、子どもたち自身がかかわってつくられた施設です。
「ゆう杉並」では、オープン以来中高生が運営委員となり、代が替わっても活動を継続しています。またOB、OGが館にかかわることも多く、異世代交流もあるとのことです。
「調布CAPS」でも、開館後運営委員会は解散しましたが、高校を卒業し、利用対象者ではなくなった青年たちを中心に、ボランティア活動が始まっています。
また、子ども自身の関わりが大事にされていると同時に、市民、NPO、行政をはじめとした大人たちの理解と協力があったことも伺えました。
子どもの居場所づくりは、生活者ネットの中心課題のひとつです。また、その設置、運営には、子どもの意見を反映させることを主張してきました。
市内にできる2つの中高生特化型児童館でも、利用する中高生が主体的に運営にかかわるしくみができるように、引き続き提案していきます。