食の秋

鶏肉の学習会&試食会に参加

先週、生活クラブ生協の主催する鶏肉学習会に参加しました。国産鶏種はりまについての学習と、実際に鶏1羽を部位ごとに解体する様子を見せていただきました。
目の前の鶏肉は、「国産鶏種はりま」という種類の鶏肉です。と畜後1日という鶏肉は、ピチピチ、つやつやし、肉がピーンとしていて新鮮さが実感できます。

この国産鶏種は、曽祖父母の代から国内でその種が確保されています。従って、海外で鶏インフルエンザが発生し、原種の鶏の雛の輸入が止まっても生産に支障がなく、また、国内ですべて品種改良しているので、日本の環境諸条件に対する適正も高くなるそうです。このはりま鶏の飼育等の特徴は、60日以上の飼育で鶏舎ごとにオールイン・オールアウト方式、開放鶏舎で病気予防はワクチン接種で行い、無投薬が基本。坪当たり35羽(冬は40羽)以下の薄飼、エサの原料は遺伝子組換えしていないものを使用ということです。
ちなみに、一般のブロイラーは、外国種のチャンキー、コッブが主流(国内で飼育する鶏の98%)で、飼育期間が50日前後、ウインドレス鶏舎、坪あたり50~60羽の蜜飼いだそうです。
・・・・・と以上のような学習をした後は、試食です。塩だけで味付けされていますが、鶏独特のにおいもなく、本当に美味しい!苦手のレバーも驚きの美味しさ!でした。

消費者は商品のつくられる過程を、自分で確認することは一般的にはできません。 食べ物がどのように作られているのか、その生産の過程を理解していくことは、「わかって食べる」ことに繋がります。簡単、便利、安い、美味しい、・・・と食べる側にとって都合の良いことが、どれだけ生産する側に影響していくかということも考えられるようになるのではないでしょうか。
生産の現場から離れたところで生活をしている私たちだからこそ、目の前にある食べ物の生産の過程や現場を実感できる機会を持つことは必要だと考えます。

西東京市では今年度、市民参加の検討会議で「食育推進計画(計画期間2009〜2013年)」を作成予定です。みずからの食に対して、子どものみならず、食への意識・関心を高め、産地や育て方、さらにはそれを生産する人、育む環境、そして未来への食へもつながることを考えられるような計画になることを期待したい。

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