家庭から出たピンクの袋は、東久留米にある加藤商事という中間処理業者に行って、そこで袋の中身をチェックして、異物をとり除いて梱包されて、昭和電工に運ばれます。
昭和電工は、JR鶴見線でその名も「昭和」という駅で、降りた所から次の駅までの間にある広い工場で、工場内はバスで移動しました。
この工場では、使用済プラスチックを破砕成形設備でRDFという軽い炭のようなものに変え、これを燃料として加圧二段式ガス化システムという7階建てくらいの機械(右の写真)で合成ガスを作り、そこからアンモニアやフロンガスの代替物質などを製造します。こうして目には見えなくても、私たちのまわりの建材や電器器具などに使われて役に立っています。
集合住宅などでは、プラスチックの回収日に、中身が違ったり、汚れていたりして残される袋が多数あります。一人ひとりの自覚で、リサイクルは成り立っているのです。
(環境部会 森井 雅子)
※生活者ネットでは、さまざまな視察、見学、調査を行なっています。ネットメンバー以外の方も参加できます。
ぜひ、関心のあるテーマにご参加ください。