待望(!?)の市民協働推進センター「ゆめこらぼ」オープン

15日、日本NPOセンター代表理事・山岡義典氏による市民協働推進センターオープン記念講演会「地域の課題解決はみんなの手で」に参加しました。「参加・協働型社会にむけた市民活動の役割」など山岡氏のオリジナル概念図を使っての説明は、わかりやすいものでした。・NPO法により、市民活動団体の法人化はすすみ、そのことは、事業化・協働化の推進につながった。
・NPOは、制度化されないサービスに気付き、独自の社会サービスの創出と供給をおこない、そのことが制度化への働き掛けを行い、行政との協働により、制度化された社会サービスの供給ができるようになる。
・地域における参加は、個人が責任をもって組織の企画や活動にかかわること。参加には、学習、情報が必要。すなわち情報公開のないところに参加はない。 協働には、対話が必要。対話にも情報公開が必要。すなわち情報公開のないところに協働はない。参加は協働の土台。
・自立は交流を通じてひらかれたネットワークを生む。ネットワークは、対話を通じて、創造的な協働を生む。創造的な協働関係は、自立を育てていく。そして、情報を強化し、交流とネットワークの場をつくるのが中間支援組織の重要な役割。
というような内容でした。

参加、自立はキーワード。そして欠かせないのは情報公開。市民活動や人の交流とネットワークの場となるのが「ゆめこらぼ」であろう。「ゆめこらぼ」に期待したいが、その運営の基礎となるべき条例は西東京市には無く、このセンターの設置条例もありません。

山岡氏の講演で、地域の多様な市民ニーズに対応し、課題解決をすすめるには、市民参加型社会をすすめることだと改めて納得。また、このセンターの役割の重要性も実感した。
だからこそ、この後においては、市民活動支援条例が必要なのです。
私は、代表質問で「市民活動支援条例」の策定を提案したが、既にある「市民活動団体との協働の基本方針」を着実に推進することが前提という答弁でした。
・・・・市民の活動を支援する条例と既にあるこの方針とは違います!!!今後も提案し続けなければ。

NPO等の活動の拠点となるNPO長屋をつくることは生活者ネットが2002年から提案していたこと。やっと形になったことは、大きな成果です!
公設民営のこのセンター運営には、しっかりと注目していきます。

写真:センター長の鈴木さんと