終戦記念日に

8月15日、今日は64回目の終戦記念日。
お盆には、お墓参りを済ませ、戦没者の追悼法要に参加をし、夜は花火というのが実家のある広島での過ごし方でした。今年は、田舎に帰れず西東京で静かな夏休みを過ごしましたが、「夏のことば ヒロシマ ナガサキ れくいれむ」と「俘虜六十年の追憶」を読みました。実は捕虜体験を読んだのは初めて。知り得なかった「戦争」の恐怖、その時代を生きていた人たちが経験された事実に強い衝撃を思い知らされました。
今日の社説にも紹介されていますがNHK「戦争証言アーカイブス」は、ごく普通の人が、国の誤った道に巻き込まれ、極限の状況下で、加害者にも被害者にもなる。戦争のリアリティ—を兵士たちが語っています。「醜い歴史をしっかり眼を据えたうえで、どうあるべきかを真剣に考えてみるべき」と話す元兵士の言葉には、「戦後」が続いてること、戦争と平和を考え続けなければいけないと強く思わされます。ウェブ上で誰でもが体験者の「戦争」を語る映像を見ることができ、世代を超えて多くの人に事実が伝わってほしいと思う。そして、戦争をしない、他国を侵略しない、紛争はすべて話し合いで解決する・・・高い理想と言われようとも共通の願いにしなければと思う。

市議会議員・板垣洋子