福本さんは、私が子どものころから大好きな「おさるのジョージ」シリーズの翻訳された女性・・・まさか会えるような機会が来るとは思いもしなかったこと!
福本さんは、情報過多の現代は、必要な情報が簡単に得られるようになっている。ほっておくと本を手にとらなくなる。いろんな種類の楽しみがあり、その1つに読書があってほしい。本の楽しみを知っている子どもになってほしい、本のある人生を送ってほしいと話されました。
そして、福本さんは、次から次へと翻訳された絵本の紹介をして下さいました。私がかつて子どもたちに読んだ絵本もあり、その時の光景や懐かしい時間が蘇るようでした。ほとんどが知らなかった絵本で、「絵本の楽しみ」がますます膨らみ、ゆっくりと手にとって読んでみたくなるものばかりでした。
また、「アフリカ子どもの本プロジェクト」の世界に目を向けた活動の紹介もあり、福本さんのパワーにも感動しました。
子どもたちに「この本はおもしろい!」という機会を大人がこれまで以上につくっていかなければいけない時代になっている。学校図書館の充実をとも話されました。先日行われた西東京市の2008年度の決算特別委員会では、私は学校図書館の図書購入実績、図書標準の達成状況、貸出冊数などの利用状況、公立図書館から学校への貸出状況などについての資料を請求し、それに関する質問も行いました。西東京市では、学校図書館専門員が2校に1人市独自に配置され、、学校図書館の運営の中心的な役割を担っています。数字だけではすべては見えませんが学校それぞれ違います。子どもたちが読みたくなるような図書が十分に整備されているのか、本を手にする機会が十分に保障されているのか・・・引き続き学校図書館が、読書の楽しみを知る場となるよう、その運営もより充実するよう今後も提案していきます!
板垣洋子