最近の主な活動は、市内の小学校などからの依頼を受けて行う『環境学習』の出前授業です。搾油機でナタネから油を搾る体験をしてもらい、江戸時代からのナタネ油の歴史や、現在の自給率などを幅広く学んでもらう内容で、この数年間で定着してきました。
今年の夏休みには、エコプラザで「なたね油からロウソク作り」を開催し、予定を大幅に上回る申し込みがあり、当日も大勢の子ども達に喜んでもらいました。
私達がめざすのは、あくまでCO2削減です。廃油を精製してつくるBDFで、コミュニティーバス等の公用車を走らせることが目標ですが、飛躍的な進展を見るのは、なかなか難しいことだと感じています。
今年は日米共に政権が変わり、日本は 2020年までに、90年比25%の温室効果ガス削減の中期目標を掲げました。本当にそうなって欲しいと願うばかりですが、私たち一人ひとりは、自分ができることを丁寧に取り組んでいくしかありません。
「菜の花エコ」も、地域の皆さんと楽しみながら、コツコツと地道な活動を積み上げていくつもりです。
西東京 菜の花エコ・プロジェクト・杉本幸子