都政フォーラム「八ッ場ダム 必要? 不必要?」開催しました

政権交代でにわかに注目を集めた八ッ場ダム。
11月23日コール田無において、都政フォーラム「八ッ場ダム 必要? 不必要?」を、
都議会議員・星ひろ子さん(都議会生活者ネットワーク・みらい)、八ッ場ダムをストップさせる東京の会の苗村洋子さん(小平・生活者ネット、小平市議)をお呼びして、開催しました。
 
同ダム建設は、建設に都税が使われ、その後の維持にも都税を必要する事業です。
水害対策、首都圏への水供給などのダム目的が不合理であり、生活者ネットはこれまでも都議会などで建設中止を主張してきました。同時に、水供給の点からは 地下水を涵養することが重要と主張してきました。実際に地下水は水道水として利用され、需要を満たしているにもかかわらず、都は、地下水を供給水量にカウ ントせず、ダムが必要との立場で、予算を組んできました。
八ッ場ダムについては、東京・生活者ネットワークでは8年以上前から取り組んでいたということで、最近の加熱気味の報道以前からの情報も、しっかり把握していた話がされました。
 
参加者の感想に、「政権交代で情報公開が進むことに期待。国政、市政に関わらず、情報が公開され、市民がきちんと判断できるようにしていくことが、何より必要だと、政権交代後の動きで実感」とありました。
学習会は、八ッ場ダムのみに話しに止まらず
西東京市の水事情(西東京の水道水には、約2割強の地下水がブレンドされている)、昭島の水道(昭島の水道水は、100%地下水で、八王子からの水源ということ。)、地下水保全活動の話など多岐に渡り、長年にわたり、東京の地下水の問題に取り組んできた生活者ネットの活動を振り返る学習会ともなりました。