娘の卒業式に

6日、娘の高等学校の卒業式に列席しました。入学以来、運動会にしか学校に行くこともできず、ほとんどお任せ状態の高校生活でした。これで私にとっても最後の高校の卒業式となりましたが、微笑ましいいい卒業式でした。卒業証書授与の時もクラスごとに違いがあり、「卒業生の言葉」からは、学びが保障された素晴らしい環境がこの高校にはあったのだなぁ、と感動したスピーチでした。彼女のスピーチには、校長先生のお話にあった他者を思いやる心があり、彼女の話したようにこの学校の良さがこれからも続いてほしいものです。この学校には子どもの声が活かされる学校教育の実現があったと思っています。式直後の在校生有志の合唱は、とことん明るく元気!卒業生全員からの大きな声での「有難うございました!」もすがすがしく爽快でした。
私は、3年間お弁当を作ったくらいでしたが、娘は多くの人たちのお陰で高校生活をエンジョイし、こうして心のこもった卒業式で送り出して頂けたこと、心より感謝します。有難い限りです。生活者ネットは昨年の都議選の時、高校授業料の無償化は政策の1つでした。そして来年度から実施される高校の無償化、朝鮮学校のことが話題になっていますが、この制度の趣旨は「家庭の状況にかかわらず、全ての意志ある高校生等が安心して勉学に打ち込める社会をつくるため、公立高校の授業料を無償化すると共に高等学校等就学支援金を創設して、家庭の教育費負担を軽減する」となっています。恣意的に排除することは不適当と考えます。
根本的には、子どもたちの学ぶ権利の保障の実現を望むところです!

板垣洋子