私は12月の一般質問で「高齢者の暮らしを支える仕組みについて」すでにある地域の支え合える仕組み等の連携の必要性を提案し、地域福祉コーディネーターの配置(地域福祉の専門職)を考えているとの答弁でした。その地域福祉コーディネーターが機能するためには相当の信頼関係とスムーズな情報交換ができることが必要。
第2期地域福祉計画の(仮称)ほっとするまちネットワークシステムのイメージ図に描かれているネットワークすべき其々の団体との連携を行政はどのようにサポートしていくのか
→2010年度に地域福祉コーディネイターの試行的配置を予定している。地域福祉コーディネーターが地域の方や団体、専門機関や行政と連携して諸課題の解決に取組んでいくためには、行政の関係部署がその役割や意義を理解し、支援していくことが重要。担当部署を中心に地域福祉コーディネイターの活動に積極的に関わり、継続的な支援をしていく。市内を中部、北西部、北東部、南部の4つの生活圏域で「ほっとするまちネットワークシステム地区推進会議」を設置し、各専門機関との連携をすすめていく。市全域では、「ほっとするまちネットワークシステム総合推進会議」で全体の問題を取り上げ、課題解決を図ると同時に、地域福祉コーディネイターの取り組みの進捗状況の把握や全体の連絡調整を行う。さらに、地域福祉庁内推進委員会や地域福祉計画策定普及推進委員会においても第2期地域福祉計画との整合性を図り進行管理を図っていく。地域福祉推進員の役割を担うようなひとをどう発掘するのか、そして地域福祉推進員の活動を継続的なものにするためにどのようにサポートするのか
→現在、地域で活躍されている皆さんに趣旨を説明し地域福祉推進員になって頂きたい。また、個々の地域の諸課題を解決する中で協力して頂けた方にも推進員になって頂き地域で支え合う力へと務めていく。
地域活動を担っていくための基本的な心構え等を学ぶ講習会の受講も進めていく。
地域福祉コーディネイター、地域福祉推進員ともに必要性は理解するものの、新たな名称に振り回されることなく実態としてそのような役割を既に地域で担っている人たちと地域課題の解決を共にすすめて
ほしい。それには地域福祉コーディネイターの役割が重要。まずは地域での信頼が不可欠であり、丁寧な対応と、それなりの時間が必要になります。人と人との関係性が希薄になったなかで本来地域に存在した機能の再生を目指すことへが地域福祉コーディネイターの役割であろう。先行自治体の事例に学び、じっくりと丁寧に、しっかりと取り組みを着実に進めるよう行政としての責任を遂行すべきです。
板垣洋子