先週11日、文教厚生員会の視察で山形県東根市に行きました。東根市は2008年に実施された第3回「にっけい子育て支援大賞」を受賞。県内で希少な人口増の自治体です。「子育てするなら東根」との評判もあり、総合保健福祉施設さくらんぼタントクルセンターを拠点とした子育て支援について視察しました。さくらんぼタントクルセンターは、市の「日本一の大けやき」をモチーフにした屋内大型遊具のあるけやきホール、保育所、総合健診室、子育て支援センター、休日診療所、会議室、500席のホール、視聴覚室、調理室などがある総合施設です。乳幼児健診や予防接種で総合健診室を訪れた親子がけやきホールや子育て支援センターを知り、利用するきっかけとなっています。けやきホールでは世代を超えて親子が一緒に楽しむことができるようになっており、当日も孫と祖父のペア、父子のペア、家族、そして他市からのリピーターが来られていました。低年齢児から高年齢児まで対応できる遊具となっており休日には迷子がでてしまうという説明に納得できる遊具でした。運営はNPOに委託されて柔軟な施設運営が行われています。インフォメーションの展示などにも細やかな配慮がうかがえました。
携帯電話を使っての相談事業「子育て相談mam@メール」は、で、いつでも、どこでも、ちょっとした悩みが誰でも気軽に相談できるシステムで、メール相談から直接相談に繋げられるようで、参考になります。
このセンターには他市からの利用者も多く、総合施設の利点として想定以上の効果だったようですが、さらなる展開を検討されているという期待と希望をもてる笑顔での説明でした。
人口増は西東京市でも共通するものの、西東京市での子育てメリットは・・・残念ながら即答できない。東根市では「さくらんぼ」にこだわったという話が冒頭されましたが、こだわりとその相乗効果がポイント!?
板垣洋子