国分寺市が行う「市民防災まちづくり学校」を参考に、地域の防災リーダー養成を西東京でも展開できないか?
答弁→地域住民の連携による防災体制を構築するため、防災市民組織づくりの促進を重要なテーマとして位置づけている。今後も地域防災の活動を担うリーダー養成のための体制づくりを検討していきたい。
井戸は、災害時に生活用水として貴重な資源となる。公共施設における井戸のポンプの改修は計画的にすすめられてきましたが、いざという時、実際に使うであろう人たちが井戸を使っていなければ震災用井戸が機能しない。学校にある震災用井戸の情報を地域住民にも提供し、可能なところから協議の上で地域住民とともに管理をしていく検討ができないか?
答弁→セキュリティ上平常時に地域住民の方が利用することは非常に難しい。各地域の防災市民組織等に対し、連絡会や訓練を実施する際に災害時の活用について周知を図ってまいりたい。災害時要援護者の避難支援プランの進捗状況と登録者への説明責任を果たすよう質問をした。
答弁→1万数千件の手挙げ同意書が返送されている。申請者の状況確認を行い、要支援度の高い方や避難経路の確保が困難な地域等の要援護者を重点的かつ優先的に支援するための名簿の作成に着手したところ。消防署、警察署に対し10月目途に情報提供したい。避難支援プランの作成、整備については地域のコミュニティ、関係機関及び関係各課と連携を図り作成することが重要で、個人情報保護を最優先としながらも実効性のあるものを作成したいと考えている。来年度準備に入りたい。
地域コミュニティが重要だということは多方面で指摘がある。防災は地域が繋がるテーマになる。災害時要援護者の登録を庁内横断的にすすめているこの時期だからこそ、防災コミュニティづくりをすすめるチャンス。防災市民組織での高齢化の課題を認識しながら対策が見えない。国分寺の実施している「防災まちづくり学校」は参考になります。幅広い層の市民参加や連続的企画による参加者同士のつながりも期待でき、担当課職員の連携で講座内容も展開できるので地域の実態にそった企画が展開できるのではないか?市民も行政も主体的に係る展開をすすめていくことが必要ではないのかと思う。緊急時に機能するためには日常的に主体的係りが必要なのでは。
4月24日、市民の方と行った防災ウオッチング(田無駅南口~東大農場)&ワークショップと職員の防災講話を聞く企画を実施した上で、今回の質問を行いました。ハード面の整備も重要だが、それをカバーできるのが人と人との関係性。防災に限らずコミュニティの再生の必要性は認識されている。困難な問題ではあるが、対策をすすめるべきです。
板垣洋子