世界の子どもたちに暖かいセーターを送る会の小林さん

京都から送られたセーターと小林さん。小林さんのセーターはまるで絵画のようで私には憧れだったのですが、小林さんご自身の魅力に出会いました。
「世界の子どもたちに暖かいセーターを送る会」は、西東京市内にあるNPOです。先日、代表の小林さんのアトリエを初めて訪ねました。
小林さんは地域でも編み物サークルでの指導や公民活動、そしてニットカフェも開催されています。私は彼女のNPOとしての活動をうわさには聞いていましたが、昨年、ハートが編みこまれた小さなセーターが、市民協働推進センターゆめこらぼに展示してあるのを見てその具体的な活動を知り、詳しくお話を伺いたいと思っていました。
押入れに眠っている毛糸を蘇らせ、ハートの形ともに暖かい心も編みこみ、2か月に1度の割合で海外に送っているそうです。編み手となることで、引きこもりがちの高齢者の外出ができるようになったというお話も聞きました。誰かの役に立つことで自信につながったのだと小林さんは話してくださいました。毛糸も、ハートが編み込まれたセーターも、直接届けられたり市外から郵送で届けられたりするそうです。
ご自身のことは「私は専業主婦」ときっぱりと言われました。専業主婦だからこそできることをしているという持論。主婦としてもNPO代表としても、ニット作家としても其々目いっぱい楽しみながら充実されている多様な顔を持ったパワフルな女性。(ん・・?世間一般のイメージする専業主婦像とは違うかも?)私は小林さんのパワーに感心しっぱなしでした。
こんな小林さんだから、地域でも当然頼りにもされているようです。女性が元気に地域で活動ができることは、いろんな可能性を広げることに繋がっています。
私は今、女性の議員として元気に活動ができているのかしら?可能性を広げているのかしら?わが身を振り返ってみました。
市議会議員・板垣洋子