25日、第3回柳泉園組合議会が開催されました。
今回は5〜7月の行政報告と、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の改正に伴う条例改正の提案2件と2010年度一般会計補正予算の提案が主な協議内容でした。
私が質疑した内容も含め主な議論等を報告します。
・口頭で、アルミ缶の回収等を請け負っていたエル企画についての情報提供がありました。エル企画に対しては、売り払い代金未納による債権の支払いを求めるために訴えの喚起を昨年の同時期の定例会で議決しています。その後も代表と会えない厳しい状況が報告されていました。しかし代表が逮捕され、交代、そしてまた交代する予定という旨を昨日柳泉園に来られて本人から報告をうけたとも質疑で明らかにされました。弁護士も係りながらにしても、見通しは厳しいと受け止められます。頭金約957万円。遅延金は加算され続け回収の可能性は実に厳しいと考えられます。
・工事請負契約では250万円以上の契約が5件。し尿処理施設定期点検整備補修は、指名競争入札です。5社の入札で4社辞退。昨年度も同様の結果で2年連続同じ会社が請け負っています。対象の会社自体が少なくなっていること、会社内での技術者の確保が困難というのが辞退の理由。この理由も昨年と同様です。入札方法とは別の問題が大きく影響していると考えます。し尿処理についても広く情報も集め調査検討が必要と考えます。
・「柳泉園組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」と「柳泉園組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」は、構成3市が6月の定例会で条例改正を行っているため、2つの条例は専決処分済みでした。現状についての質問に、昨年は育児休暇を取得した職員1人。介護休暇については無しとの答弁でした。上司の理解等も必要なので、周知と理解を深めるよう意見は述べました。
・先月、23区の焼却施設で水銀による被害が発生していることについても確認しました。
23区内では、足立工場の1炉のほか、板橋で1炉、光が丘(練馬区)で2炉、千歳(世田谷区)で1炉と、ほぼ1週間おきに相次いで水銀が検出され、焼却炉が停止しました。復旧にも時間がかる上、修理費は約2億8000万円!という報道、被害は深刻です。では、柳泉園では・・・?
連続測定器で水銀値は測定されているが、過去3年間ゼロ以上の数値は出ていない。各自治体に分別の徹底を呼び掛けたとのことでした。被害が出てからでは遅い。それなりの徹底への自治体ごとの対策が必要ということ。
また、同僚議員から、他の衛生組合で有害ごみの焼却実験が要綱により実施されたとの情報提供がありました。柳泉園は、日出町二ツ塚廃棄物広域処分場に係る公害防止協定書」を締結しており、それに基づく限り有害物の焼却はあり得ないこととの説明でした。このことについては、他の衛生組合のこととは言え、その要綱や協定書などを議会として共有することになりました。本日の議会では 改めて、巨大な焼却施設や処理施設を安全かつ継続的に運転しつづけることの厳しい現状を認識させられた内容でした。