「2010政策」。これからの4年間の西東京・生活者ネットワークの活動のべースになるものです。
政策委員会で4年前の政策を点検しながら、新たな課題も整理・検討し、政策の柱を木の幹に、分野別の項目を10本の枝に見たてました。「政策づくりのためにあなたの声を聞かせてください!!」と広く市民に呼びかけ、日頃の暮らしや市民活動を通して感じる、これからのこのまちに必要な機能をワークショップ形式で提案してもらい、「政策の木」に、想いのこもった「葉っぱ」がたくさんつき、政策の木が大きく育ちました。中間報告会を経て、2010政策の完成です。
今回の政策も、子どもも大人も、障がいをもっても、高齢になっても、安心して暮らし続けるために、「環境・福祉優先!」「子育て・介護は社会の仕事!!」がスローガンになりました。
その時々の生活課題を解決するために、西東京でも生活クラブの組合員が様々な機能を生みだしてきました。西東京の生活クラブ運動グループ地域協議会は17団体の大所帯。設立から30年近い年月が経とうとしている、西東京・生活者ネットワークもそのひとつです。
西東京の生活者ネットワークには議員を経験した卒業代理人が6人います。それぞれが地域に戻り、多様な市民と繋がりながら、第一線で市民活動を続けています。
私は4年間、建設環境委員会所属の議員としてごみ問題やみどり環境政策、まちづくりについて、先輩達の政策を引き継ぎ、大勢の市民とつながりながら、調査・提案活動を続けてきました。また、保育園・学童クラブの保護者たちとも繋がりながら、子育て真っ只中の立場を活かして提案を続けてきました。今回、新たにバトンを受け取る石田ひろ子は3人の子どもの子育てを通して積極的にPTA活動に携わり、また、自治会活動や「青少年問題協議会」等の行政の審議会等の委員としても力を発揮してきました。生活者ネットワークが東京全域ですすめてきた「子どもの権利に関する条例の制定」の活動にも初期からかかわり、西東京での条例制定にむけた検討委員会にも参加してきました。
議員の担い手は変わっても、政策は引き継がれ、その時々の議員の専門性を発揮しながら活動を続ける生活者ネットワーク。
多様で豊かな市民活動が展開される西東京ですが、市議会の運営には危機感が募ります。この4年間、議会運営委員会では「議会改革」について議論され、インターネット中継も開始されましたが、生活者ネットワークが重視する市民に開かれた議会には、むしろ遠のいてしまった感が否めません。
人口が増え、街並みも随分かわりました。都市型対等合併から10年。新しい課題も見えてきています。
政治は生活の課題を解決するための道具です。実践する市民と共に西東京・生活者ネットワークも前へ前へ進みます。