生活者ネットワークの代表・庄子典子より「生活者ネットワークは今まで脱原発の立場で活動をしてきており、脱石油・脱原子力の地域エネルギービジョンを策定し、エネルギーの地産地消をすすめるという政策を掲げています。今日はビデオ鑑賞後、皆さんと共に、自然エネルギービジョンについて語りあいたい」との挨拶のあと会はスタート。
参加者はそれぞれ20人ほどでした。まずは1時間10分ほどのビデオの鑑賞、その後に日本や世界の自然エネルギーの情報交換、新エネルギーの普及を狙って、今国会に提出されている「全量固定価格買い取り制度(FIT)」や「発送電分離(送発電分離)」の話しなど、資料を確認しながら活発な意見交換が行なわれました。1日目、2日目ともに2時間の予定をオーバーしつつ、「太陽光設置償却に12年はひきあうか」「情報格差がある」「子どもの未来を考えて社会が動いているのか」「オール電化はやめて欲しい」「行政のバックアップがなければ自然エネルギーは拡がらない」「実験的に何かスタートできないか」「情報交換できる場がほしい」など、たくさんの意見がでました。さらに参加者の皆さんに書いていただいたアンケートにも「電力会社を選び、エネルギーを選べる社会を創り、日本を再生させなければいけない」「原発への理解度が違うようなので、勉強会があってもいいかも」「情報交換できる場が欲しい」など、たくさんのご意見やご提案をいただきました。
拡がる一方の原発事故の被害のなかで、これからの日本のエネルギー政策を、一刻も早く原子力に頼らない電力供給システムの構築に向ける必要があります。生活者ネットワークは、今こそ行動を起こしていくときだと強く再確認しました。
<報告:市議会議員・石田ひろこ>