すべての子どもたちに学びの保障を!
~予算特別委員会の審議から~
6月の西東京市議会第2回定例会の予算特別委員会で、子どもの貧困の視点から受験生チャレンジ支援貸付事業費について質問しました。この事業は、中学生と高校生に塾の費用と受験料を貸付するもので、試験に合格しその学校に入学することが決定すれば、償還免除(返済しなくて良い)となる制度です。
子どもの貧困率は、7人に1人から6人に1人と高くなっているのに、利用実績が2010年は265件、2011年は208件、2012年は165件と減少しているので質問をしました。要件は生活保護を受けていないこと、扶養人数が1人の場合総収入が260万円以下であること、預貯金等の資産保有額600万円以下の世帯である事などとなっています。(詳しいことは、市から委託され事業を行っている社会福祉協議会にお問い合わせください。)
子どもたちが貧困の連鎖に陥らないように、チャンスが平等にあるように、さまざまなしくみが必要となります。まだまだ知る人が少ないと思われるこの受験生チャレンジ支援制度を広く広報するように求めました。更に制度の点検をすすめると同時に、今後は低所得家庭に対する教育サポートの拡充など、具体的な仕組みの提案をすすめていきます。
市議会議員・石田ひろこ