今年も防災ウォッチング
西東京・生活者ネットは、防災、減災を日常的に考えていく機会に―と、防災ウォッチングを不定期(2010年3回、2012年1回、2013年1回など)に開催しています。
毎回、参加者も異なる(重ねて参加の人もいます)のですが、そのたびにいろいろな発見があります。
今年の報告です。
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6月28日梅雨空の下、子どもを含め11名で以下の経路で実際に歩いて見て回りました。
〇保谷小学校備蓄庫
当日確認できませんでしたが、備蓄品の内容と量は事前に把握しておくことが必要だと思いました。2012年のウォッチングでは、2つの倉庫に、毛布、簡易トイレ、救助工具セット、スコップ、発電機などの備蓄を見ることができました。
避難施設の食料は、避難施設に集まってきた人たちのためのもので、災害時に学校に留まった子どもたちのものではないということで、学校に留まらざるをえない子どもたちの食料をどう確保するかが課題だとわかりました。
震災で断水した場合、浄水場で給水してもらえます。保谷町浄水場はその一つ。西東京には他に、芝久保浄水場、栄町浄水場があります。
〇震災用井戸
個人所有の井戸で震災時の生活用水確保のため協力いただく井戸です。飲用水ではありませんが、市が毎年水質検査を行っています。汲み上げは電力とのことで、停電時は使用できないことが課題だと思いました。
簡易トイレ&非常食作りを実際体験しました。簡易トイレは、段ボールとビニール袋で作りました(写真下)。作った食事はラップを使ったお皿に盛りつけ。
非常時に、大小ビニール袋・ラップ・カセットコンロは必需品!ビニール袋やラップは、非常袋の中に確保しておきましょう。
今年3月に市内全戸に個別配布されています。避難場所の呼び名が変わったことを知っている参加者が少ないこともわかりました。非常時の総合対策や避難場所の地図など詳しい情報が紹介されています。ぜひお手元に。
(西東京・生活者ネットワーク副代表 後藤ゆう子)