一つのゴミを拾うことから始めよう!~公開討論「[9条・解釈改憲]にどう対峙するのか」に参加して

8月16日、東京・生活者ネットワーク主催の[9条・解釈改憲]にどう対峙するのか 8.16公開討論会に参加しました。

夏休みまっただ中にもかかわらずの大勢の参加は、安倍政権に対する危機感の表れかと思いました。

基調講演は、宮台真司さん(社会学者/首都大学東京教授)、想田和弘さん(映画作家/『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』著者)、今井一さん(ジャーナリスト/「国民投票/住民投票」情報室事務局長)の3人。

討論会の詳細は、東京・生活者ネットワークの報告に譲り、私の感想です。

まず、三人三様で、刺激的な討論会でした。

今井一さん(後列右端)、想田和弘さん(後列左から3人目)、宮台真司さん(前列右端)と。前列左端:後藤ゆう子。後ろは西崎光子都議と山内れい子都議です。

印象に残ったのは、「政治に特効薬はない」「地方議会を報道する新聞がないから地方議会がダメになる」「めんどくさい人になることで、問題をスルーさせず明らかにさせよう」「選挙はどういう社会にしたいかを考えるとき。消費者感覚の損得で政治をみて、買いたいもの(候補者)がいないから選挙に行かないと言っていたら社会は変わらない」という言葉でした。

なかでも、想田さんが「ゴミが100個落ちているとき、拾っても拾わなくてもと思うのではなく、自分が一つ拾うと99個になる。それを見て他の人も拾えば98個になる・・・僕一人ががんばっても「民主主義」という名のまちの汚れを一人できれいにすることはできなくても、一つを拾うことから始めたい。そうすればその分きれいになるし、それを見た人がもう一つのゴミを拾ってくれて、やがてまちはきれいになる」と言われたことが心に響きました。

そうだ!わたしも一つのゴミを拾うことから始めよう!

西東京・生活者ネットワーク 副代表・後藤ゆう子